「礼」とは、「お辞儀」の種類です。
「お辞儀」の語源と由来についてお伝えします。
「お辞儀」は、800年頃に最初に出てきます。
時機が適していることを意味する「時宜(じぎ)」という言葉が語源であるといわれています。
その後の時代の変化の中で、今の「お辞儀」の意味である「人への配慮」=「礼節」を表現するための作法へと変化し、「小笠原流礼法」が生まれました。
元々は高貴な人たちである「侍」が学ぶ作法であり、その時々の身分や文化に適応した型が作られ、庶民が使うものではありませんでした。
その後庶民も作法を意識するようになり、学ぶようになりました。
「お辞儀」という言葉が定着し、1860年頃に今のお辞儀の原型ができたと言われています。
時系列で見てみると「時宜」という言葉から始まり「お辞儀」が生活に定着するまでに約1200年の歴史があるのです。
お辞儀には大きく3種類あり、自然に使い分けをしています。